930,000HIT記念品

お昼のニュースをみながらコーヒーをすする

『本日、無事に海開きがされました』「海開きですか?」「うん、そのニュースやってるわよ」

「今年はも行くんですか?」「もちろんよ!」「でも…人が多いですよ…」

それもそうね…。どうしよう?

「それなら、心配は要りませんよ。御剣家のプライベートビーチがございますので」

「え!?私達も要って良いんですか?」「はい!勿論で御座います。皆様は、冥夜様のご家族ですから」

やったわ…。御剣家のプライベートビーチっていったら、かなりの広さがあるわよね〜

「水月…先輩…何だか怖い…」「雪さんも行くわよね?あれ…?雪さ〜ん…どこ〜?」

あたりを見渡すと、雪さんは物陰に隠れて、小刻みに震えていた

ゆ、雪さん…あなたはいったい何をしてるんですか?

「すみません…海だけは…海だけは…許して下さい…」

だから…何を言ってるの?雪さん…

呆れ顔で雪さんを眺める

「雪さん…」

そっと肩を叩くと、ビクッと飛び上がったあとでゆっくりとこっちを向く

「ううう…水月さ〜ん!」

雪さんはいきなり抱きついてくる

「え、あの…ちょっと、雪さん…」「どうしたんですか?」「あ、茜…ちょうど良い所に来たわ。これ何とかして〜」

「これって…え!?」

茜は後ろに二、三歩さがる

「茜…一つ言っとくけど、私はそんな趣味はないから…」「それくらい、判ってますよ」

なら、何でいまひいた

茜に手伝ってもらい、雪さんを引き離す


「ふーん…海が怖いんだ〜」「はい…そうなんです…」

雪さんは軽く下を向く

「そんな気にすることじゃないと思いますよ。誰にでも、苦手な物はありますよ。たとえば…」

茜はどこからか取り出した、作り物のゾンビの手を私の肩に置く

「イヤー!」「ね!水月先輩は、これ系が苦手なんですよ」「あ〜か〜ね〜!」


しばらくお待ち下さい


「とにかく!海が苦手だからって、気にすることないわよ。この世には完璧な人なんて居ないんだから」

「だから、男を寝取られるのさ!」「何ですってー!」

「本当のこと言われて怒ってるさ。これだから、下等生物は…」「やる気…」「望む所さ!」「シャー!」

「うがああぁぁぁ…」「あの…お二人とも…」

雪さんはおどおどする。そこに真那さんがやって来て、あっさりとその場を片付ける

「さすが…真那様です…」

雪さんは感動する


940,000HIT記念に続く

おまけ

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