890,000HIT記念品

目を覚ますと、横で誰かが寝ていたので、驚いて飛び起きる。そっと見てみると、それはみなもだった

何だ…みなもか〜。脅かすなよ…

ため息をついて、肩を撫で下ろす。そして、雪さんが居ることに気が付いて、再度飛び上がる

「ゆ、雪さん…何時のまに…?」「えっと…そっと覗かたあたりからです…」

何で声をかけてくれないんだよ…。あ〜心臓に悪い…

みなもが目を覚ましす

「ここでいった何をしてたんだ?」「エッチ!」

ガン!

壁で頭をぶつける

「あの…誰とです?」

みなもは俺を指差す

「お、俺か〜!」「うん!」

ゆっくりと雪さんの方をみると、同情の顔で見られる

ああ…同情の顔だ〜。同情の顔で見られた〜

「あの…雪は信じていますから…」「本当に…」「は、はい…」

雪さんは苦笑いを浮かべる

「この事は、水月には…内緒にしてくれ…」「それが…先ほどから、あちらに…」

雪さんはドアの方を指差す。そこには、ニコニコと笑った水月が立っていた

う、嘘〜!

「さ〜、ゆっくりと事情を話してもらいましょうか〜!」

水月はそう言いながら、俺の事を引っ張って行く

「俺は…何も知らないんだ〜!」

バタン!

「みなもちゃん…本当にしたの?」「本当!御父さんと御母さんが…」「え…!?お二人…が?」

「そう!」

雪さんは慌てて部屋から飛び出して行く。みなもはその光景を見て、首をかしげる


「お子様がいらっしゃるのですから、少しは責任のある行動してください!」「はい…」「すみません…」

真那さんのお説教を受ける

「以後、このような不祥事が…」「月詠。それくらいで許してやらぬか?」「はい…判りました」

冥夜のおかげで、何とか開放される

コキコキ…

「すまぬな。月詠も悪気は無かったのだ…」「良いって、気にしてないから…」

「そうか…そう言ってもらえると、私も気が楽になる…」「どうぞ…」

雪さんがお茶を出してくれる

「有難う…」「ねぇ…雪さん…」「はい?何ですか?」「雪さんは、真那さんの事をどう思ってるの?」「え!?」

雪さんは驚いて、手に持っていた湯飲みが手から零れ落ちる。それを冥夜が素早く受け止める

「すみません…」「おお…さすがだな〜」「どう思っているのだ?」「冥夜様まで…」「私も興味が御座います」

真那さんは、いつのまにか現れて、にっこりと微笑みながら雪さんのほうを見る

「えっと…あの…その…」

雪さんは頭が混乱しているみたいだった

「なぁ…水月、別に聞かなくっても良いんじゃないか?」

水月は少し考えて、俺の方を見る

「私は別に良いんだけど…」

そう言って、真那さんの方を指差す

「真那さん…今は聞かないほうが…」「そうですね…無理に聞いても、意味がありませんね」

真那さんはそう言って、またどこかに消える

「あの…それは…」

側まで行って雪さんの方をポンと叩く

「すみません…雪は…雪は…」「あの…雪さん…」

苦笑いを浮かべながら雪さんを見る。雪さんは我に帰って、現在の状況を把握して、顔を真っ赤にする

「御免なさい。変なこと聞いて…」「いえ…それは…」「雪さんは、真那さんを尊敬してるんだよな?」

「は、はい…もちろんです!」「だそうですよ。マナマナ…」

スコン!

顔の横を小刀が通り過ぎる。突き刺さった小刀から一枚の紙が垂れ下がる

その紙には『マナが一つ余計です!次におっしゃった時は…』と書かれていた

それを見て、その場にペタンと座り込む


900,000HIT記念に続く

おまけ

戻る