860,000HIT記念品

「ふぅ…」「お疲れ様です…」

雪さんがそう言いながらコーヒーをだしてくれる

「昨日で、カレー地獄から開放されたからな!」

コーヒーを一口飲む

「弁当持たしてくれると思ったら、中身はカレーだし。朝と夕、絶対にカレー…もうカレーは見たくないぜ…」

「大変でしたね…」

雪さんは苦笑いを浮かべる

「ま、それも今日までだ!」「そうですね…。今日は、雪が何でも御作りします。何が良いですか?」

「え!?雪さんが何か作ってくれるの?」

立ち上がりながらいう

「はい。たいした物は出来ませんが…」「じゃぁ…」「はい…」『馬鹿〜!』「な、何だ…?」「何でしょうか?」

雪さんと顔を見合わせる。雪さんは顔をほんのり紅くする

何で…顔を紅くするんだ?

「きっと、遙さんのお部屋からです…」「よし!早速行って来る!」

走って涼宮の部屋に向かう


部屋の前に来て、ドアの前でただ立ち尽くす

何があったんだ?この部屋の中で…

生唾を飲み込んで、そっとドアノブに手をかけて回す

「何か…」

そう言いながら、そっとドアを開けると、中から霞が飛び出してくる

え!?か、霞!何で…ここに?

「あ!危ない…!」「え!?」

その声に驚いて振り返ると、涼宮が投げた目覚まし時計が顔面目掛けて飛んで来ていた

「う、嘘〜!」

ゴン!

「あが…」

バタン!


「あいててて…」「大丈夫ですか…?」

雪さんが心配そうに覗き込んでくる。そっと頭を触ると、見事にこぶになっていた

「何とか…」「そうですか…すみません、雪が声をかけたから…」

雪さんは下を向く。そんな雪さんの頭をポンと叩く

「別に、悪気があったわけじゃないし。あれは、俺の事を思ってやったことだしな!」「そう言っていただけると…雪は」

「はいはい…そこまで!」「うわ〜!水月〜!」「何を驚いてるのよ?私が居たら、まずかった?」

「ゆ、雪はこれで…」

雪さんは大急ぎで部屋から出て行く

「な、何なの?」

水月は目をぱちくりさせる

「何か用事か?」「様子を見に来たのよ。大丈夫?」「ごらん通り…」

頭のこぶを指差す

「うわ〜!おっきな…こぶね〜」「まったく、涼宮も良いコントロールしてるよ…」

正確に俺を狙って投げて来るんだからな…

「その事なんだけど。また、あの霞って子が関係してるみたいよ」「霞が?」「うん!」

「また…添い寝でもしてたのか?」「そうみたい…」「あ…そう…」

またですか…あははは…。ん?あそこに居るのは…

「霞じゃないか。どうした?」

霞はビクッとして走って行ってしまう

「俺…何か不味い事でも言ったか?」「さ〜?」

何でだ?さっぱり判らん…

「とりあえず、遙が誤りたいって」「そうか…」

そう言って部屋から出る


870,000HIT記念に続く

おまけ

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