630,000HIT記念品

ん? 牡丹餅…か?

テーブルの上に置いてある牡丹餅に気がついて近づいてみる。

キョロキョロ…

誰も見てないよな…。

一つ口に放り込む。

う、美味い! もう一つ。

もう一つ口に放り込む。

きっと、雪さんが作って置いといたんだろうなー。それにしても美味い!

「どうぞ!」

雪さんがお茶を出してくれる。

「あ、有難う。これ、雪さんが作ったんだろ? すごく美味しいよ」「え、雪は作ってませんよ?」「え!?」

ポロ…

「作って…無いの?」「はい…」「何だーそうだったんだ。だったら水月が…」「私も作ってないわよ」

「え!? だったら、茜…」「私も作ってませんよ。わ〜美味しい」

だったら、いったい誰が作ったんだ?

「あにやってるのさ?」「ん? 牡丹餅食ってんだ!」「ん? あ〜! 私が作っておいた牡丹餅が〜!」

ブー!

「ゲホゲホ…」「あにやってるのさ?」「お前が変な事を言うからだ!」「私が何時、変なことを言ったのさ?」

「今だ! 今! これをお前が作ったて…」「うがああぁぁぁ…! 私が作って何がいけないのさ!」

「確かに、意外性bPよね。ハムハム…」「そうですね。まさか、こんな美味しいのが作れるなんて…ハムハム…」

大空寺は小刻みに震えだす。

「うがあああぁぁぁ…! お前ら…全員ねこのうんこ踏め〜! 踏め〜! 踏め〜!」


すっかり空になった容器を眺める。

「まさか、大空寺が作ったとはな…」「本当ね、驚きね」「それは、私がレシピをお教えしたです」

「マナマナが?」

スパン!

「マナが一つ余計ですよ…家主様!」「ずみません…」「何で真那さんが?」「それは…」

真那さんはポッと顔を紅くする。

「鎧衣様のために…」「長くなりそうね…」「そうだな…」

気がつかれないように、そっとその場から離れる。

「きっと鎧衣でしたら…」


「孝之くーん!」「ん? どうした?」「はい!」

孝之君に手作りの牡丹餅の乗った入れ物を差し出す。

「食べても良いのか?」「うん!」

にっこりと笑いながら頷く。

「それじゃあ、一つ貰うな」

孝之君は一つ取り、口に放り込む。

「どう…かな?」「うん! 美味い!」

孝之君は指でOKサインをさだす。

「遙も食べてみろよ?」「わ、私は良いよ…孝之君が全部食べて…」「そうか? じゃあ遠慮なく」

言えないよー作る時に食べ過ぎたなんて…。ふえーん、体重計に乗るのが怖いよ〜。


おまけ…。

えーちなみに、涼宮遙さんの体重は…

「イヤー!」

ガン!


640,000HIT記念に続く

おまけ

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