180,000HIT記念品 |
えーと、ここをこうして…これをこうすると…どうだ? やっぱり、駄目かー…。 「どうですか?」「駄目ですね。はー、修理にも時間がかかるだろうし…」 「すいません。私どもにも、これを修理でる人が居なくて…」「気にしなくてもいいよ。別に雪さんが悪いわけじゃないし」 「それは…そうなんですが…」「ね〜、雪さん」 「はい? 何でしょうか?」「これから、皆で銭湯にでも行かない?」 「え、銭湯ですか?」「そう。銭湯!風呂がこんな状態だからさー」 雪さんは少し考えて『真那様に相談してきます』と言って消えて行く。 さてと。もう少しいじってみるか〜! しばらくいじっていると、ボンと大きな音とともに黒い煙が舞い上がり体中真黒になった。 「げほ…げほ…」 「銭湯という場所は、どのような所なのだ?」「それはですねー」 冥夜さん質問に、玉野さんが事細かに答えている。 「そのようなとこがあったのかー。では早速参ろうではないか」 でも、大丈夫なのか? これだけの人数で行って。 銭湯に行くと、万代に何故か真那さんが座っていた。なぜそこに居るのかは、あえて聞くのをやめた 「あ、石鹸を忘れたー」「ご安心下さい。中にご用意してあります」 さようですか…。そうだよな、ここはもう、銭湯って呼べる場所ではないかもな 「うわー!水月先輩、胸大きいですねー」 茜はそう言いながら、水月の胸を触る。 「ちょっと、茜〜…。やめてよ〜」「これは、昔よりかなり大きくなってますね」 「だから、やめってば!もー、そういう茜こそー」「うわー、先輩。やめて下さい…」 水月はお返しとばかりに茜の胸を触る。その後、しばらく二人はそんなことを続ける。 「ね〜、茜?」「何ですか?」「どうして、遙のは触らないの?」「それはですね、触りがいが無いからです!」 それを聞いた遙はいつものように「うー」と言う。 「大丈夫だって、俺が触ってやるさ!」 水月は、声のした方を見ると何故か永遠が居た。 睨みをきかせて、すたすたと永遠に近づいて行き。頭をガシと捕まえ 「あんたは、あっちでしょーがー!」 と言いながら、男湯目掛けて投げ飛ばす。永遠はまさに理想なコースを通りって消えて行く。 「まったく、油断も隙もないわね!」「でも…大丈夫かなー?」 永遠が完全に消えてた後『ふぎゃ!』と聞こえてくる。 「今の声は、どっちでしょうか?」「孝之の方じゃない?」「孝之く〜ん!大丈夫〜?」 「おーい!二人とも生きてるか〜?」 先ほど水月に投げ飛ばされて飛んできた永遠が、服を脱いでいた孝之の頭に見事にHITし。 その結果、二人はこうして伸びているのである。 孝之には悪いが、これもまた運命と諦めてくれ 二人に向かって合掌をする。 「うーん!いいお湯だったね」「どうせなら、タケルちゃんと一緒が良かったなー…」 「うむ、とてもいいものだったぞ。これは、毎日でも良いな」 「さすがに、毎日は駄目だと思うわよ。この距離をはさすがにきついわ」 「そうかー、それでは仕方が無いな」 この会話を影から、聞き耳をたてている三つの影があることを誰一人、気がついていなかった。 翌日…家の風呂は銭湯へになっていた。 まー、これはこれでいいかもな。 眠っていた武は目を覚まして、一人の女性の所に走って行って抱きつく 「もー、タケルちゃんたら。ご飯の支度が出来ないでしょ」 その女性は、武にやさしく微笑みかける。武はコックリと頷き離れる。 「今日は何?」「今日はハンバーグよ」 武はそれを聞いて、嬉しそうに飛び跳ねる。 「今度、一緒に何処か行こう」「そうね、遊園地なんてどう?」「え、遊園地!」 武はまた飛び跳ねて喜ぶ。そして、飛びつく。 「すごく嬉しいー。ありがとう、マナマナ」 どこにでもありそうな、日常の風景。唯一違うのは… |
ー190,000HIT記念に続くー |