1,100,000HIT記念品

「永遠…行くわよ!ここからは戦場よ!」「おう!解ってるよ!」

水月と永遠は人ごみの中に消えて行く

元気だなー。狙いは…世界の珍しい食べ物だろうな

クイクイ…

「そうだな。行くか…」「うん!」「雪さんも一緒に…」「はい…」

今日は皆で夏祭りに来ている。孝之と涼宮はさっさと消えてしまったのは、言うまでも無い

「手を繋ごう…」「え!?」

みなもの提案に雪さんは驚いた顔をする。みなもは俺と雪さんに間に入り、右手で俺の手と左手で雪さんの手と繋ぐ

「それじゃ、見て歩くかー」「うん!」「そうですね…」


「とりゃ!ありゃ…?」

ぽっかり穴から向こう側を見る

「今度は私がやる!」

みなもは張り切って始める。そして、うまく金魚をすくって行く

「うまいですね」「そうだな…」

雪さんと一緒にその光景を眺める


「えへへへ…」

みなもは金魚を嬉しそうに眺める。歩いていると射的が目に入る

「よし!今度は、これだー!」「大丈夫…?」

みなもは心配そうな目で見てくる。こんな時の目は水月そっくりである

「任せとけ!で、どれが欲しい?」「うーん…雪さんだったらどれ?」「え!?ゆ、雪ですか…」

雪さんは突然ふられてオドオドする

「でしたら、あの雪ダルマを…」「よし!絶対に取ってやるぞー。トリャ!」

ポン!


雪さんは嬉しそうに雪ダルマの人形を眺める

「有難うございます…」「いいって、雪さんはいつも世話になってるから…」「あ〜今度はあれやろう!」

ん…?風船釣りか〜。面白そうだな

「誰が一番多く取れるか勝負だよ!」「負けないぞ!」「雪も負けませんよ!」「よーい……どん!」

三人とも真剣に風船を吊り上げる。結果は、俺が五個、みなもが六個m、雪さんが八個で雪さんがかった


集合場所で待っていると、水月と永遠がよく解らない料理を抱えて戻って来る

「お待たせ…まいったわー」「色々なのが沢山あってか…?」

呆れ顔で聞く

「そうよ。食べきれないから、こうして持ってきたのよ。食べる?」「え!?」「あげないもん!」

水月は悪戯っぽく笑う

なら、最初っから聞くなよー

「そっちはどうだったの?」「凄く楽しかったよ」

みなもは万年の笑みを浮かべる。水月はそれを見てふっと笑う

「そう…良かったわね」「うん!」「さて、帰るか…」「そうね…」


帰り道、みなもは俺と雪さんの間に入り、祭りの時のように手を繋ぐ

「もう…」「帰るまで…」「仕方が無いな…」「そうですね…」

みなもは嬉しそうに笑う

「こうしてると、お父さんとお母さんみたいだね」『え!?』

みなもの言葉に俺と雪さんは顔を紅くする


1,110,000HIT記念に続く

おまけ

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