椅子に座り考え事をする
「何を深刻な顔で考えてるですか?」「ん〜たいした事じゃないよ…」「そうですか…」
茜ちゃんは向かい側に座り、じっとこっちをみてくる
「何か用事?」「何もありませんよ…」
じゃあ何で向かいに座るんだ?
「茜ちゃん…」「はい…何ですか?」
真剣な顔で茜ちゃんを見る
「この家にさ…」「この家に…」「三馬鹿は必要ないと思わないか?」「え!?」
茜ちゃんはきょとんとした顔をする
「前から思ってんだ…完璧メイドの雪さんが居れば十分だと…」「真那さんはどうなんですか?」
「真那真那…?」
頭に物凄い勢いで何かがぶつかり、机で顔をぶつけて頭と顔を抑える
「真那が一つだって言いたいんでしょうね」
いったい何処から投げてきたんですか?真那さん…。しかも、今の時期に湯たんぽなんですか?
「とにかく!真那さんは、御剣の専属だから外せないだろ?」「それもそうですね」
「そういえば、三馬鹿を見かけないけど、どうしたんだ?」
シュタ!
相変わらず何処にでも出て来る人だな〜
「ご説明します」
イ○○ですか?あなたは
「三人には、究極の任務を申し付けているので」「究極の…」「任務…ですか?」
思わずに唾を飲み込む
「はい…それはとても危険な任務です…」「どんな任務なんですか?」「大丈夫なんですか?」
「鰹漁船に乗ってもらっているのです!」
茜ちゃんと一緒に机に頭をぶつける
「な、何で…鰹漁船なんですか…」「先日…巽、雪乃、美凪が武様のゲーム機を壊してしまい…」
何でゲーム機で鰹漁船行きなんだ?
「冥夜様が、お詫びにと武様専用のゲームセンターをおたてになったのです…」
なるほど…隣のビルはそうだったのか
「その建築予算は、誰から出てんですか?」「まさか…三馬鹿から?」「はい…」
それで、鰹漁船ですか…。ま、自業自得といえばそれまでだな
「それで、現在は不在となっているのです」「鰹より、鮪の方が儲かるらしいですよ」「本当ですか?茜様!」
真那さんの圧力に茜ちゃんは体を後ろにそらす
「は、はい…借金が返せないと鮪漁船に乗せるって、聞いたことがありますから…」「鮪ですね…」
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