1,080,000HIT記念品

雪さんって本当何でもできるよな〜。まさに完璧メイドってところだな

パタパタと忙しそうに駆け回る雪さんを眺めながら、そんなことを考える

もしもし、雪さんが二人…いや!三人…もっと居ても良いな〜

「何を考えてるの〜?」

ビク!

「さっきから、見てるとずっと雪さんばっかり見てたわね〜。ん〜」

水月はニコニコと笑いながら頬を引っ張る。しばらくして離してくれる

「別に変なことは考えてないって…」「十分に怪しい目つきで、雪さんの隅々まで見てたわよ…」

隅々までって…それは言い過ぎだろー

「雪さんが沢山居たら…」「雪さんが?」「そうだ!雪さんは何でもできるだろ?」

水月は少し考える

「それも…そうね」「だろ?だから、雪さんが沢山居たら良いと思わないか?」

水月は真剣に考え始める

別に…そこまで真剣に考えないでも

『聞いた?』『ばっちり。この耳で』『聞きました〜』

「でも、雪さんは一人だから良いんだけどな」「え!?どうして?」

「雪さんが沢山居れば、それはそれで良いかも知れないが、どの雪さんを愛したら良いか解らん!」

ミシ!

水月の鉄拳が顔面を捉える

「やっぱり…そんな目で…」「軽い…冗談です」


次の日…何の変哲も無い朝のはずだった…

「おはよ〜」「あ、おはよう御座います」「雪さんおはよう!」

パタパタ…

今日も急がしそうだなー。頑張れー

「おはよう御座います」「あ、おはよう…あれ?」

パタパタ…

「おはよう御座います」「え!?」

パタパタ…

俺はまだ夢を見てるのか?

自分の頬を引っ張ってみると、確かに痛い

夢じゃない!だとすると、これは幻だな。そうに違いない!

そう自分に言い聞かせて、朝食を食べに行く。そこでも信じれない光景を目にする

な、何だ〜!

台所で忙しそうに駆け回る雪さん達

ちょんちょん…

ん…?

「また変なこと頼んだでしょ!」「誰が?」

水月は俺を指差す

「何で俺なんだよ!」「昨日言ってたじゃない」「あれは、例え話だ。本気にする馬鹿が…」

居た!約三名ほど居た

「どうだ!」「満足だろ〜」「満足ですよね〜?」

三馬鹿の頭を掴み、水月の前に突きだす

「こいつ等だ!」「なるほどね…ねぇ、あれってどうやってとめるのかしら〜?」

水月はにっこりと笑いながらいう

「あわわわ…真那様より怖い…」「怖いよ〜」「怖いです〜」「正直に言いなさいね」


「充電式とはな…」「それにしても、驚きね。五時間の充電で二十四時間活動できるんだから…」

「ま、二十四時間たてば本物以外は、自動的にシステムがストップするだろうぜ…」「そうね」

コーヒーをすする。その後ろでは、雪さん達が忙しそうに動いている

「ちょっと、煩いわね」「少しの辛抱だ…」「そうね…」

コーヒーをすする


「ところで、一体くれる?」

スパン!

「あで!」


1,090,000HIT記念に続く

おまけ

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