写真を一枚ずつ机の上に置いてく
「何をやってるの?」「ん…?この前の写真が出来たんだ」「え!?見せて…」
机の上に置いた写真と一緒に水月に手渡す
「欲しい写真があったら、真那さんに言えば焼きまわししてくれるってさ!」「そうなんだ…」
水月は楽しそうに写真を眺める。その光景をフッと笑いながら眺める
「ねぇ…」「どうした?」「これって何時撮ったの?」「さあな…」
ま、俺もそこは知りたかったが…
「それは、御剣財閥の…」「だから、人の心を読まないで下さい!」「真那さん。私はこれだけお願いします」
「かしこまりました。大至急、焼きまわししてまいります。あ、これは先ほど頼まれた物です」
真那さんか写真の入った封筒を受け取る
「ありがとう!」「それでは…」
いつものように真那さんは消えてしまう
「さて、茜ちゃんにも見せてやるか…」
そういって写真を持って立ち上がり、茜ちゃんの所に行こうとした時に、水月に止められる
「ん〜どうした?」「何を焼きまわしして貰ったの?」「これか…見るか?」
水月にさっき受け取った封筒を渡す。水月は驚きの表情でじっと俺の方を見る
「な、何だよ…その顔」「だって…普通だったら『良いだろ別に…』とか言いそうな所なのに…」
「あのなー。それより、見ないなら返せ!」
水月から取ろうとするが、簡単にかわされる
「見たってしょうがないぞ…」「どうして?」「それは…」
顔を紅くしながら頬をかく
「とにかく!しょうがないんだ。さて、茜ちゃんの所に行って来るか」
コンコン…
「茜ちゃん…居る?」『は〜い!ちょっと待って下さい…』
しばらくして、部屋のドアが開く
「何ですか?」「これ!」
茜ちゃんに写真の束を見せる
「あ!この前の写真ですか?もう出来たんですか」「欲しいのは、真那さんに頼んでな」
茜ちゃんに写真の束を渡す
「お姉ちゃん。この前の写真だって…」「え!?本当」
水月から封筒を受け取る
「な、しょうもなかったろ?」「その写真どうするの?」「これか?アルバムに張るんだよ。皆で旅行した思い出にな」
水月の方を見ながらにかっと笑う
「手伝ってくれるか?」「うん!」
水月は笑顔でそう答える。その笑顔はすごく気持ちのいい笑顔だった
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