対決PART2 |
「ルンルン…今日も、水月先輩と…ふふふ…」 ザッ! 「あなたの好きには、させないわよ!」「あ!あなたは…誰でした?」 ズル! 「本気で言ってるの?」「はい!」 そう言って、にこやかに笑う 「茜よ!涼宮茜!」「あー!」 ポンと手を叩く 「やっと思い出したのね!」「全然…」 ガン! 「とにかく…この前の勝負は、あやふやに…」「あら、茜じゃない。何してるの?」 ピュー! 「水月…先輩…」「げ…あなたも居たの…」「水月先輩ある所、私ありです!」 そうキッパリと言う ゴン! 「いった〜い…何をするんですかー?」「自分の胸に聞いてみなさい!」 胸に手を当てて考えるが、何も判らない 「何も判りません…水月先輩!」 ズル! 「のりかえが速すぎ…」「餡蜜、食べに行きましょ?」「ちょっと、待ちなさい!その前に、私と勝負よ!」 「ねー、行きましょー」「この…糞ガキがー!」「年下にガキなんて言われる、筋合いはありません!」 プチ! 「あ、茜が切れた…」「水月先輩!こんな子供なんか置いといて、行きましょ!」 そう言って、水月先輩の腕を引っ張って行こうとする 「ダメ!」 負けじと、水月先輩の腕を引っ張る 「離し…なさい!」「いや…です!」 そう言って、必死に踏ん張る 「いった〜い!」 結局…今回もこうなるのね…。 交互に二人の顔を見る 「良い…二人とも。勝負は一回!負けた方が、引き下がるのよ!判った!」「はい!」 「水月先輩の為に、勝ちますね」 その発言に、鳥肌がたち身震いをする 「対決方法は簡単よ。先に、私を納得させるカレーを作れた方の勝ち!」「そんなの簡単な事ですよ…」 茜は不適に笑う 「きっと、水月先輩好みのカレーを作ってみせますからー。楽しみに、待てって下さいね」 何…この妙に自信に満ちた顔は… 「とりあえず!始め!」 そう言って、腕を振り下ろす 「水月先輩…これが私の作った、カレーです!」 茜は自信たっぷりに、カレーを私の前に置く とりあえず、一口… パク! 「お、美味しい…」「どうですか?まさにベストですよね?」「うん!」「どうですか?」 「水月先輩…私のを食べれば、そんなカレーなんて、すぐに忘れますよー」「あんですって!」 二人は睨み合う とりあえず、一口… パク! 「え!?何…これ…」「水月先輩。美味しいでしょ?」「あま…」「え!?」「甘い…もの凄く、甘い!」 「ぷ…あははは…」 茜は腹を抱えて笑いだす 「あなた、馬鹿ね…」「え!?何がですか?」「水月先輩は、甘いカレーは食べないのよ」 「えー!そうなんですか?」「食べないって事はないけどね…」 苦笑いを浮かべながら答える 「この勝負!私の勝ちですね!」 茜は価値ほっこたように言う 「まだです!最初に、三本勝負だって言いました!」「そんな事…何時言ったの…?」「だから、二回戦です!」 『水月先輩…勝つまで、続きな風に思うのは…』『大丈夫、私もそんな気がしてるから…』 「さ、二回戦を始めましょう!」 一人で張り切ってるわ… 予想が的中し、勝負はまた次回に持ち越しになった |
ーENDー |