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君のぞRPG〜第拾二章〜
あいててて…ここは何処だ?

「よう!」「え!?」

驚いた顔で声がした方を見る。

「どうした、驚いた顔して? 自分の顔がそんなに珍しいか?」

目の前の状況に、目をパチクリさせる。

「まあ、座れよ。少し話があるからさ…」

言われるがままその場に座る。

「自分が置かれている状態が、まったく飲み込めてないみたいだなー。違うか?」

それは、普通だろう…自分そっくりの奴がこうして目の前に居るんだからな。

「まず、見ても判る通り俺はお前だ! そして、お前は俺だ! 判るか?」「あ、ああ…」

「この体も、今は何とかもちこたえているが危険な状態に変わりは無い」「そうなのか?」

目の前の俺は黙って頷く。

「お前に一つ聞きたいことがある! この問い掛けには正直に答えろよ」「え!?」

その言葉に困惑する。

「何言ってんだよ? 聞かなくっても判るだろ? 俺は…あんたなんだからさー」

「まあな…だが、俺にも判らない部分があるんだ」「え!?」「お前の気持ちだ! それは俺にも判らん…」

「俺の…気持ち…」

ゆっくりと自分の手を見る。

「少し時間をやりたい所だが、俺達には時間が無い! 率直に聞く…お前はこのまま旅を続けたいか?」

「え!? 何でそんなことを聞くんだ?」「良いから答えろ!」

「俺は…このまま…旅を…」


「ちぃ! ザコが寄り集まりやがって…」「そのザコに手を焼いているのは、誰ですか?」

「まったく、口だけは達者な奴さ」「ここは絶対に通しません!」「二人の所に絶対に行かせませんよ!」

一斉に身構える。

「ほ〜お前達は、あの二人の為に死ぬ気なのか?」「当然です!」「はん! そんなこと、お前に関係ないさ!」

「武士ゆえ、死なの怖くござらん!」「だったら…望みどおり死ねー!」

黒騎士は剣を横に振る。すると、物凄い風が巻き起こり、目を開けていられなく目を閉じる。

黒騎士は、その間に距離を詰めて一人ずつ切りつける。

「く…! 油断したさ…」「やりますね〜。さっきまで本気じゃなかったって事ですねかー?」

「本気? 笑わせるな。俺は実力の半分もだしていぜ! お前達を倒すにはこれで十分だがなー!」

「私もあまくみられたものさ」「そうですね。これだから、みる目が無い人は困るんです」

「あらあら…まだ、倒してないんでね」

そう聞こえた後、物陰から姿を表す。

「え!? どうしてここに居るの?」


「旅を続ける…で良いんだな?」「ああ…その答えに後悔はない…」「次だ。何のために旅をするんだ?」

「それは…」「どうした? 答えられないのか?」

「俺はもう…ミツキが悲しむ顔は見たくないんだ…だから、俺は…俺のこの手で世界を救いたい。

そして、ミツキと…」

「ストップ! そこまでで十分だ。俺は、お前に一つ大切な話をしないといけない…」「大切な…話?」

「良いか…今から話すことは、童話の産物でも、作り話でもない! 聞く気はあるか?」

黙って頷く。

「よし…俺は、昔…仲間を目の前で殺されたんだ…」「え!?」「黙って聞け…」「悪かった…」

「その時に、殺された仲間は今一緒に居るメンバーの転生前の奴等だ。なんで俺がそれを知ってるか…

それを知りたそうな顔をしてるな〜。普通はそう思うよな…この際だ、話してやるよ。俺は死人だ!」

「え!? 死人…」「ああ…俺は仲間と一緒に殺された。そして、俺の前にあの人が現れたんだ…」

「あの人?」「その人は、突然俺の前に現れホタルと名のったんだ。そして、ホタルは俺に少し時間くれた

そう、ミツキと出会うためのな。そして、俺は探した。ミツキを…」

「待ってくれ…ミツキって…」「ミツキは転生前もミツキって名だったんだ。アカネも同じだ」

嘘うだろ? そんなの信じろって言うのか?

「驚くのも無理もないな。だが、これはまぎれも無い真実だ!」「じゃあ、あんたが居た時代って…」

「1000年前の世界かな…?」「せ、1000年前って…」「どうだ! 驚いたか?」

目の前の俺は楽しそうに笑う。

驚かない奴なんて居るのかよ…。こんな常識はずれの話を…。

「話を続けるぞ。やっとの思いで、ミツキを見つけて。初めて会った時は驚いたよ。

昔とまったく同じだったからな。お前も知ってる通り…俺はミツキと一緒にハルカを探しに行ったんだ。

そして、俺は崖から落ちた時にタイムオーバーになった訳だ」

「そこに俺が入ってきたってことか?」

「そうだ! そして、今こうして話をしてる訳さ。省略した部分も多々あるが許してくれよな…」

「で、俺はどうすれば良いんだ?」「最後にもう一度聞いておく…後悔は無いな?」

黙って頷く。

「よし、真っ直ぐ腕を伸ばして、そのまま立っていろ」

腕を? こうか?

腕を前に伸ばす。

「そう、それで良い」

もう一人の俺はそっと腕を掴む。

「今から、俺はお前と同化する。俺の知識、剣術など全てお前に託す」「お、おい! ちょっと待ってくれ…」

もう一人の俺は笑って光始める。

「あとは任したからな…小さな別世界の俺…」

第拾三章に続く


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