馬鹿ネタ集2 |
「私と……付き合って下さい…」「御免…。それは…出来ない!」 遙は涙目で孝之を見詰る 「今回の俺は、あゆ狙いなんだー!」 孝之はそう大声で叫ぶ 「え!?それって…誰ですか?」 遙はきょとんと孝之を見る 「うおー!待ててくれ…あゆ〜!」 孝之はそう叫んで、丘を駆け下りていった。遙はその場に一人立ち尽くす。ちなみに二週目らしい… チャンチャン… 「孝之…」「水月…」 二人はじっと見詰め合う 「お願い…」「本当に…良いんだな…」 水月は黙って頷く。そして、孝之はゆっくりと腕を動かす 「あ!何やってるのよ。左手を赤よ!」「うわー!」「お兄ちゃんと水月先輩の負け〜!」 茜は楽しそうに言う 「お昼は、水月先輩のおごりだー!」「孝之!あんたがだしなさい!」「何で…」「誰のせい?」 水月は孝之を睨みつける 「判りました…」 チャンチャン… 「孝之ちゃん…ご飯よ」 ペロペロ… 「いや…止めて…孝之ちゃん…」 ペロペロ… 「もう…そんなになめる子は、お仕置きですよ…」 こうしてまた、罪の無い子の墓がまた一つ… 「増えません!」 あ、そうですか… チャンチャン… 「これで最後だ…」「本当に…良いの?」「ああ…今の俺には必要ないからな!」 水月は黙って目を瞑り、ゆっくりと開ける 「私は21よ!」「な、何!俺の…負けだ…」 孝之はその場にへたれ込む 「孝之。まだまだね!」 チャンチャン… 「鳴海さん…本当にこれ良かったんでしょうか?」「俺は、これで良かったと思ってる…」 「じゃぁ…これから、どうするんですかー!こんなに敵に囲まれて!」「知らん!」 「鳴海さんの馬鹿〜!」 チャンチャン… 「遙…動かないで、じっとしててくれ…」「う、うん…」 二人の顔がゆっくりと近づいていく 「取れたぞ。青のりなんかつけたら」「うん!御免ね」 チャンチャン… 「まゆ…」「孝之さん…」 まゆはゆっくりと目を閉じる。孝之はそっとまゆの頭を持って、顔を近づける ガブ! 「あいた〜!噛みやがったぞ!その髪飾り!」「ほぇ?そんな事ないですよ」 生きてる…確実に生きてる…あの髪飾りは生きてる… チャンチャン… |
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