アルバム
「適当に座ってていいわよ」

今日は水月の部屋に来ている。とあることで、皆で話し合いするためにだ。

「何か飲み物持って来るはね。その辺の物を触ったわられないでよ!」「はいはい…」

水月は部屋から出て行ったのを確認して、いろいろと見ようとした時に戻ってくる

「絶対に触らないでよ!」「判ってるって…」

水月は本当かしらー? なんだかすごく怪しい…という顔しながら消えて行く

そっと廊下に顔を出し、水月がいないことを確認して引っ込む

見るなって言われると、見たくなるのが人間ってもんだよなー

早速、その辺をぶっしょくし始める。すると、一つのアルバムがでてきた

なになに…『速瀬水月!成長日記』よくあるタイトルだな。早速拝見!

一人でアルバムを見て楽しむ。もちろん、水月が帰ってきたことなどに気がつくわけも無かったく

「何をしてるのから〜?」

ゆっくりと視線を上げていくと、にっこりと微笑む水月の顔があった。水月は再度『何をしてるのから〜?』聞いてくる

「何も見ていない!絶対に見てない!」「そう!絶対に、見てないのね」

何度も大きく頷く。じっと〜水月は俺の方見ている。

「なら、その手にある物は何かしら〜?」「あ!これは、落ちてきたんだよ」

そう言いながら、慌てて元の場所に戻しすて愛想笑いをする

「私って、小学校の時の水泳大会で何位だった?」「一位だろ、表彰台の上でうれし泣きして…」

そう言った後で、は!と気がつくがもう遅かった。


ただいま、ボコボコにされていますので、しばらくお待ち下さい…。


「こんにちは、水月先輩。うわ!」「こんにちは、水月。きゃ!」「二人とも、いらっしゃい」

二人は、部屋に入ってすぐに転がっている俺を見て驚く

「何かしたの?」

水月はコックリと頷いた後、アルバムを指差す。

「まさか…これを見たんですか?」「そうよ!」「あちゃ〜…」

「それって、水月が人には絶対に見られたくない物だよね〜」

「なら、そんな物を目に付く所に置くな!」「あ、生きてた…」

あいてて…ひどい目にあったー

「今度、こんなことしたら…」「はい!判ってます…」「よろしい!」

「ねー、早く話し合いを始めよー」

涼宮は一人で張り切っている。何故かと言うと、今日集まった訳は孝之の誕生日会についてなのだからだ

この話題で、涼宮が張り切らないはずが無い!

「で、どこでするかが問題だな」「そうだね、すかいてんぷるは駄目だよね」

普通は、それはそうだろ

「涼宮のところは、駄目なのか?」「家は駄目です!」「そうなのか〜」

チラッと水月の方を見て、すぐに視線を戻す

「何よ〜!言いたいことがあるんだったら、ハッキリと言いなさいよ!」

「なら言うが、ここでしてもいいか?」「それは絶対に駄目!」「やっぱりな…そうとだ思って、あえて聞かなかったんだ」

「やっぱり、ここはあの手で行くしかにですね」「そうね。あの手でいきましょう」

俺と涼宮は、訳がわからず頭の上に?をだす

「何の話だ? 俺達にも判るように説明してくれよ」

それを聞いて、水月と茜ちゃんは驚いたように俺の顔を見る

「本当にわからないの?」「そうだって言ってるだろ!」

「いいですか、よく聞いてくださいね!」「おう!」

茜ちゃんの説明のよると、まずは涼宮の持っている合鍵で中に入り。孝之が帰ってくる前に準備をするとのこと

「最初からそうしたら、よかったんじゃないか?」「あ!それもそうね」

はー、なんだかなー…まったく

「それじゃー、そういうことで。よろしくね」「はい!判りました」

涼宮は何も言わず、小さくぐっと気合を入れる

「私たちは、これで」「またな」「お邪魔しました」

「何とかまとまって、よかったな」「そうね」

片付けを手伝った後、部屋に戻ってまたあれを見る。もちろん今回も

「ねー…今度、孝之のプレゼントを一緒に…ってあんたは、何を考えてるのよー!」「キャフーン……キラン…」

ーENDー



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