| 厳正なる抽選により、試合相手が決定する
 『第一試合 水月&茜 VS 孝之&遙』
 
 「お姉ちゃん、手加減はしないからね!」「孝之。覚悟は良い?」「た、孝之君…」「遙…棄権しよう」「そ、そうだね…」
 
 試合もしないで勝敗が…さすが、水月だな
 
 
 『第二試合 家主&雪 VS 尊人&真那』
 
 「よし!雪さん。行こう!」「はい。雪も一生懸命頑張ります」
 
 『の、はずでしたが…尊人、真那両名とも行方不明のため。家主&雪ペーアの不戦勝です!
 
 ズサー!
 
 「か…ちゃいましたね…」「予想はしてたが、本当になろうとは…」
 
 今ごろは…
 
 「だ、駄目です…早まらないで…」「鎧衣様…ハァハァ…」「いや〜!」
 
 やっぱり…
 
 
 『第三試合 あゆ&まゆ VS 千鶴&慧』
 
 「彩峰さん…きちんとやってよ」「……嫌」「何ですって!」「楽勝ね」「そうですね」
 
 試合が始まる。予想通り、大空寺達が順調にポイントをゲットしていく
 
 「…走るのが遅い」「何ですって!あれは、あなたが拾うボールでしょ!」「あ〜煩い…」「何ですって〜」
 
 まあ、こんな調子でゲームが進んで行く。
 
 『あゆ&まゆペアーマッチポイント!』
 
 「委員長…それでもラクロスの選手か?やっぱり、駄目だなー。ラクロスってのは…」
 
 「良いわ…見せてあげる。私達の実力を…いくわよ!彩峰さん!」
 
 慧は黙って頷く。
 
 「武ちゃん。たまには、良い事をするよね」「たまにが余計だ!たまにが!」
 
 そして、ここから名コンビの逆襲が始まる。そして…
 
 『ゲーム!千鶴&慧ペアー』
 
 「ま、負けた…この私が…」「あれだけ、個人プレーに走れば負けて当然だな」
 
 「あんですと〜!糞虫…言わせておけば…うがあああぁぁぁ…」「先輩が元気になって良かったです」
 
 
 
 『第四試合 武&純夏 VS 冥夜&壬姫』
 
 「武ちゃん。いよいよだよ」「本気で勝てると思ってるのか?」「武ちゃん。勝負はやってみないと沸かんなよ!」
 
 「うむ!鏡が申す通だ。武」「武さん。やりましょ〜」「よし!やるか」
 
 試合が始まり、冥夜のスパイクが見事に決まる
 
 「た、武ちゃん…あんなの取れないよ〜」「純夏!お前なら出来る!」「武ちゃん…」
 
 いや…絶対に無理だろ。地面に埋まってもまだ回ってるし。アレを受けたら骨が折れるぞ…絶対!
 
 「うん!判ったよ。武ちゃん」「よし!その息だ。いけ〜純夏!」
 
 何だか、うまくのせられてないか?
 
 結局、予想通り冥夜&玉瀬ペアーが勝利を収める
 
 
 『準決勝第一試合 水月&茜 VS 家主&雪』
 
 「今は敵同士。勝っても負けても、恨みっこなしよ!」「判ってるよ」「雪さん…覚悟は良いですか?」
 
 「雪は精一杯頑張るだけです!」
 
 試合が始まり、茜ちゃんトスを受けて水月がスパイク打つ。ボールは俺の顔面目掛けて飛んで来る
 
 「う、嘘!」
 
 当然、避けるなど出来るわけもなく、顔面でそれを受け止め、その場に倒れる
 
 「だ、大丈夫ですか?」
 
 ピクピク…ピクピク…
 
 『家主戦闘不能とみなし、勝者水月&茜ペアー』
 
 「水月先輩…日ごろの恨み辛みを一気にぶつけましたね…」「な、何をいってるのよ…恨み辛みって…」
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