320,000HIT記念品
頬を突っかれて、目を開ける。誰だ? たまの休みくらもっと寝かしてくれ〜。

やっと、ピントがあってハッキリと物が見え始める。その時、バサと布団を剥ぎ取られる。

うお!寒い〜。 思わず、丸くなる。

「ほ〜ら〜。起きる〜!」

水月はそう言いながら、今度はパジャマを剥ぎ取ろうとする。

「イヤー、これだけはやめて〜」「えーい、往生際が悪いわよー!」「嫌〜……!」



「朝から何をしてたんですか?」「別に、何も無いぞ」「そうですか、この真琴の目は誤魔化せませんよ」

変な所が、親にそっくりだな〜。もっと、普通な所が似れば良かったのにな。

そんなことを考えていると、後ろからスポーツバックが飛んでくる。

ま、まさか!心の中まで読めるのですか? 茜ちゃん…。


雪が、仕事を済ませてソファーで休んでいる時、つい眠気に負けて眠ってしまいました。

次に目を開けると、雪の膝を枕代わりにみなも様と真琴様と恵様が気持ち良さそうに眠っていました。

雪は、起こさないよう注意しながら、その寝顔を眺めます。


やっぱり、ここに隠してあったー。

「こんな簡単な所に、隠すなんて馬鹿だよな」「誰が馬鹿なの?」「それは、決まって…」

ゆっくりと振り返ると、笑顔のお母さんが立っていた。

「誰が、馬鹿なのかしら…? それと、何かしら〜。その後ろの物は? まさかプレゼントじゃないわよねー」

思わず逃げ出そうとするが、見事に捕まる。

その後、お母さんの叫び声が家中に響き渡った。


「いったい何事だ!」「見ての通りよ」「あー、なるほどな…」

それにしても、これはやり過ぎじゃないか? 永遠なんて廃人になってるし。

「そうだ!アレどうなった?」「アレね。雪さんに頼んだわよ」「それは安心だな」

「ねー、これから買い物に行くんだけど…」「判りました。付き合いますよ」「本当にいいの?」

何で聞き返す必要がるんだ?

「いいって、言ってるだろ。で、何を買うんだ?」「お米よ!」「こ、米!」「そうよ」

「で、どれくらい買うのかな〜?」「うーん…そうねー。軽く見積もって、100`かしら」

「な!100`〜」「なんてい言ったて、人数がすごいから」「悪い、急用を思い出した」

そう言うと、部屋から出ようとしたが、逃げる訳も無くそのまま引っ張られながら、買い物に付き合わされる

330,000HIT記念に続く


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