君のぞQUEST〜第三拾二章〜 |
「とりあえず、飛空挺に連絡するわね…」 アユは通信機を取りだす ピ〜!ガ〜!ザ〜! 「駄目…みたいだな…」「うがああぁぁぁ…」 アユは通信機を叩き付ける 「このおんぼろがー!」「多分、何らかの力で通信が出来ないんだと思いますよ」「なるほどな…」 それなら納得が出来るな 突然、アカネの後ろに奴が現れる 「く…!」「ちぃ…!」 攻撃をしようとするが、体が思うように動かない 畜生…さっきのダメージが、予想以上に体に 「コラー!何をやってるのさ」「うるせ〜!体が…動かないんだよ!」 そうこうしてるうちに、奴はどこかに消えてしまう 「あ〜もう…うがあああぁぁぁ…!」「うるせーよ…」 『こいつは、何度も壁などにぶつけられ、そのうえここまでふっとばされたんだ…』『うひゃ〜!』 「はん!それくらいで…だらしがないわね〜」「お前みたいに、丈夫じゃねーんだよ!」 やっとの思いで、壁にすがって座る 「ほら…」 アユは小さな小瓶を俺に差し出す 「何だよ…これ?」「つべこべ言わずに、飲めや!」 アユから小瓶を受け取る 「飲んだら、さっさと奴を探すわよ!」「ありがうとな…」 そういって一気に小瓶の中身を飲む 「あ!言い忘れてたけど…それ、すごく不味いから」「うげ〜!」「遅かったわね…」 「なんつ〜もんを飲ませるんだ〜!お前わ〜!」 アユの胸倉をつかむ 「体はどうなのさ?」「え!?」 あ、動く…痛みもまったくなく、動かせる 「どうやら効いたみたいね」「え!?」「あれは、体を癒す薬なのよ」 へーあんな不味いのがねー 「ところで、材料は何だ…?」「えっと…イモリ、トカゲ、蛙の目玉、竜の糞…」「うげ〜!」 材料なんて、聞くんじゃなかった 「とにかく、奴を探すわよ!」「ちょっと待った」「あん?」「いったん外に出よう…」「あんでさ…?」 通信機を拾い上げる 「連絡をとるんだよ。飛空挺とな」「勝手にしろ!」「勝手にするよ!」 一階に降りて入り口の所に行くが、ドアは硬く閉ざされている 「さて、やりますか〜。デヤー!」 剣はドアにあたる寸前でとまる 「ち…やっぱり、そうくるか…」「はん、だったら…イーグル!」『ガッテン!』 イーグルを構えて、ゆっくりと引き金を引き。イーグルの攻撃も、寸前で止まる 「今さ!やれ〜!」「おう!」『任せろ!』 アユの攻撃に重ねるように、マテリアでそこを攻撃する 「く…」「うが…」 物凄い爆発が起きて、吹っ飛ばされる 「あいたた…」「あだだだ…」 ドアの方を見みると、ぽっかりと大きな穴が開いていた 「やったな」「私がやったんだから、当然の結果よ!」 一人さっさと外に出る 「あ、待てや!」 |
ー君のぞQUEST〜第三拾三章〜ー |